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歯科助手として働くなか、もっと高齢の方と深く関わりたいと思いが強くなり介護の道へ。介護福祉士、介護支援専門員と資格を取得しながらステップアップし施設長も務め、自身のライフステージの変化により生活相談員に転身。様々な経験を活かし現場を影から支える存在として、日々邁進している。
生活相談員は、ご入居者の日々の生活の向上を図るお手伝いや、新しいご入居者のサポートをしています。生活をサポートするだけではなく、お気持ちに寄り添うのも大事な役目です。介護職員が忙しく動き回っている中で、『聞きたいこと、言いたいことがあっても、言い出しにくい……』そう思われないために生活相談員がいて、ご入居者に寄り添い、お気持ちを聞き逃すことがないようにすることが大切なんです。ある程度年齢を重ねてから生活環境を変えることは、お辛い面も多いと思います。ご本人は気丈にしていても、ストレスはきっと感じています。また、ご家族のお気持ちを考えるあまり、ご家族にも言い出しにくいこともあるでしょう。そんなジレンマを抱えている方の心の葛藤を聞き出し、お気持ちを少しでも軽くして差上げられたらと思っています
仕事と育児との両立が難しく、悩みました。産休・育休を取得すると、ブランクは約一年半。正社員として働き続けることに不安をおぼえ、当時の上司に相談しました。会社は、ライフステージが変わっても正社員として働ける環境を、都度整えてくれました。おかげで2人の子供を育て、仕事に復帰することができています。職員を大事にする会社だからこそ、自分もその期待に応えられるよう、成長しようとします。それは全て、ご入居者のために繋がるんですよね。私も社内外の研修に参加し、知識・スキルはもちろん、コミュニケーション能力を磨いて、生活相談員としてもっと成長したいです
介護は、ひとりではできない仕事です。だからこそ、悩みを相談できる仲間は自然とできていきます。以前、『与えられた立場に見合うようにならなくては』自分自身にプレッシャーをかけすぎて、挫けそうになった時もありました。そんな時に助けてくれたのは、やはり仲間や上司でした。切磋琢磨してきた仲間たちが、各施設・役職にいて、今では職員を引っ張る立場になっています。仲間ががんばっている姿は励みになりますね。これからも、『人生は人の支えがあってこそ』という感謝の気持ちを大切に、より成長してゆけたらと思っています