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館内を車いすで自走しながら柔らかい笑顔とゆったり落ち着いた口調で職員に声をかけてくださるS様。転倒リスク軽減のため、自立のフロアから介護フロアに居室を移動されましたが、1階でコーヒーを飲む習慣はそのままに自由に生活しているそう。現在は、おひとりでライフコミューン百合丘にご入居されています。今回はご本人の他に、ご家族にもお話を伺いました。
「いつ入居するの?」親友の一言が入居を後押し
長女様「私は両親と離れて暮らしていて、何かあった時にすぐに駆けつけられる距離ではないんです。ここなら母も通える距離だし、職員の方が通院に付き添ってくれることが本当にありがたくって。両親だけで自宅で生活していた時は、介助など全て母が行っていて、通院の時は母が父の車いすを押して付き添わなければならなくて、続けるのには無理がありました」
奥様「主人が入居を決意した理由は他にもあるんです。大学で知り合って、就職先も一緒、定年を過ぎてからもずっとお付き合いが続いていている方が近くに住んでいらっしゃるの」
S様「親友がね1か月に2回くらい甘いお土産を持って会いに来てくれる。来ると1~2時間は喋ってしまうね。あとは甥姪たちも自宅で採れた柿を干し柿にして持って来てくれる。甘いものに目がなくってね」
奥様「自宅に戻りたいと言うこともあるけれど、ここだから自由に生活できている面もあると思うんです。2人だけだと常に私が気にしなければならないでしょ。それもお互い気疲れしちゃう。今は私がこちらに通っています」S様から、ご家族へ電話をかけることも度々あるそうで、お互いを気遣いあっている様子がうかがえます。
外出イベントは家族にとっても楽しみのひとつ
外出イベント前日は、当日に何を着て行こうかタンスの中をひっくり返してコーディネートに余念がないS様。
奥様「ここは職員が付添ってくれるから安心して任せられるの。主人から感想を聞くのが楽しみなんです。普段の食事でも変化があって、もともと朝は食べていなかったのに、入居してからは朝もしっかりといただいているんです」
S様「階段から滑って転がって落ちて、利き手が自由にならなくなったから、今は反対の手で食べる練習をしている。慣れないから、なさけなくってね。ぽろぽろ落としてしまったりね。力加減も難しいね」
奥様「利き手ではないですからね。自分で食べようと動かしていると聞いて安心しています。動かさないとダメになりますから。でも結局ね、食べることが好きなのよね」
S様「食い意地がはっているんだよ(笑)」
S様を優しいまなざしで見守っているご家族。離れて暮らしていても互いを想いあう家族の在り方を教えてくださいました。